2003年11月29日
我が家で人工飼育しているホタルの11月の状況

 11月になると平均気温が15度近い日が続き、ホタルの幼虫の活動が少し鈍くなってきます。それでも餌のカワニナを食べ続けています。12月の下旬になると平均気温が10度を下回り、餌をほとんど食べずに水中生活を過ごしています。

 ホタルの幼虫は寒さには非常に強く、水槽の表面に氷が張っても、ホタル幼虫は死んでしまうことはありません、長野県の志賀高原に生息しているホタルは、標高1,500mと日本で一番高い所に住み着いているホタルですので、毎年8月の中旬にみごとな光を放ち、幻想的な光景を放出してくれます。ホタルは水温28〜30度が、幼虫が生きていけるかの目安の水温となります。

 近年真夏の平気温が高くなり、私たちホタル研究家は、いかに水温を20度前後に保つか苦労をしております。

赤木 勇