2003年10月5日
我が家で人工飼育しているホタルの10月の状況

 ゲンジボタルの幼虫は10月になりますと、ますます食欲がおう盛になります。体長も1,5cmなかには2,0cmにも成長したものも見受けられます。頭部の中央に十字架の文字が、見受けられるのがゲンジボタルの幼虫の証です。

 この時期になるとヘイケボタルとゲンジボタルの見分けが、はっきりとしてきて、とても取り扱いやすくなります。飼育装置の清掃もホタルの幼虫の手入れもとても楽になります。

餌の補給が週に二回とかかさずに、行わなければなりません。飼育装置の清掃も一週間に一度は欠かさずおこなわなければなりません。幼虫の成長がはっきりしてきて、とてもホタルの手入れも励みになります。

 拡大鏡で見ますと、前足,中足、後足,頭部、胸部、腹部がはっきりと見分けることが出来ます。11月下旬になりますと水温も下がり、ホタルの幼虫の活動も、少しずつ衰えてきて活動も鈍くなってきます。

日本に住んでいるホタルは、寒さにはとても強く耐えられますが、夏の暑さにはとても弱い昆虫なのです。近年の日本の夏は35〜38度ととても熱い真夏日が続き、平均気温が2〜3度上昇していると、言われています。これらの、原因はすべて人間生活のエネルギー消費による、ヒートアイランド現象が、重大な影響を及ぼしているものと、考えられております。

すべての生物と人間生活が、共生して行けるような日常生活が、続けられるといいですね。

赤木 勇