2003年6月14日
我が家で人工飼育中のホタルの6月の状況

 私たちホタル飼育の仲間からは次々と、ゲンジホタルの成虫の発生状況が報告されてきます。

 奈良町の我が家でも、ゲンジホタルが毎晩5〜10匹成虫が飛び出してきました。6月14日現在、50〜60匹になりました。夜の8時30分〜9時30分までは活発に飛び交います。ケースの中では高いところからコケの敷き詰めてある所へ一気に落下します。そのときのホタルの光がいっそう明るくなります。とても感動します。6月も下旬になりますと交尾を済ませ、産卵をして死んでしまいます。

ゲンジホタルの幼虫時代は水中生活が9ヶ月間と長い時期を過ごし、成虫になりますと自然界では二週間ぐらいの短い命なのです、その間に子孫を残すために互いにオスとメスとが光を放ち交信をして、相手を見つけ交尾をして、メスはおよそ1,000個ぐらいの卵をコケに産み付けて一生を終わります。

 6月も下旬になりますとヘイケボタルが発生してきます。

 7月にはゲンジボタルのふ化についてお話したいと思います。

赤木 勇