2003年5月16日
わが家で人工飼育中のホタル

 ホタルの復活・保護活動の一環として、7年前から自宅でホタルの人工飼育を行ってきました。三貫清水で自然発生しているホタルとは直接関係のない話題ではありますが、ホタルの生態などを理解していただく参考として、人工飼育のホタルの様子を紹介したいと思います。

4月下旬に成ると気温が15〜20度の日が続きます、ホタルの幼虫達も餌のカワニナやヒメタニシを食べて、成長し最終脱皮を済ませいよいよ上陸の準備をします、5月の上旬湿度の高い日か雨の降る夜に尾足からピカピカ光を放ちながら、行列を作って上陸します、とても幻想的で感動します。

土の中に潜ったホタルの幼虫は、自分の唾液で土繭を作りその中で蛹になります、25日〜30日で羽化をして、体がしっかりするまで3〜5日してから、土繭を破り地上に飛び立ちます、私達ホタルの飼育研究をしている人達にとって、今一番神経を使う大切な時期なのです。

ホタル研究の仲間からは、5月下旬〜6月上旬になるとホタルの成虫の発生状況が伝わってきます。

皆さんにも6月になりましたらお知らせします。

赤木 勇