10月も終わり、三貫清水は日一日と秋の色が濃くなっています。虫の音がよく聞こえるようになりました。林の中にはヒヨドリが群れて、騒がしい鳴き声を響かせています。
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この時期、林の中や草むらを歩くと、衣服に草の種が付きます。衣服に付いて運ばれていった種は、別の場所で落ちて、芽を出します。人や動物にひっついて種を散布する「ひっつきむし」の代表例は、オナモミ、センダングサ、イノコズチなどです。
これはオオオナモミです。種には、先の曲がったトゲが付いていて、子どものころは、セーターなどを着ている仲間に投げ付けて遊びました。的に向かって投げ付けて、誰が的の真ん中に命中するか、競って遊んだことも。
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コセンダングサの花が枯れると、アルファベットの「Y」の字のような種が付きます。この種のトゲは鋭くて、服に付くと、なかなか取れません。
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ひっつきむしの仲間で一番多いのがイノコズチでしょう。
イノコズチには、ヒナタイノコズチとヒカゲイノコズチの2種類があります。名前の通り、日のよく当たるところに生えるのがヒナタイノコズチ、木陰に多いのがヒカゲイノコズチです。
これはヒカゲイノコズチです。茎の先に種がびっしり付いていて、ズボンやスニーカーなどたくさん付くと、取るのが大変です。、
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秋に紅葉するのは木の葉だけではありません。草にも紅葉するものが多くあります。足元でイヌタデが美しく紅葉していました。
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木に巻き付いたツタが鮮やかに色づいていました。夏に葉を繁らせ、冬に枯れるので、ナツヅタともいいます。冬も緑の葉を繁らせるのは、キヅタです。
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カラスウリの実が色づいてきました。真っ赤に熟すと、鳥がこの実をつついて、種を食べます。
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ガマズミの枝に、スズメウリが巻き付いていました。ガマズミの実の赤と、スズメウリの実の白のコントラストがきれいです。
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メスのジョロウグモのお腹がふくらんできました。産卵の時期が近づいています。
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コウヤボウキの花がたくさん咲いています。ユニークで美しい形をした花です。
コウヤボウキは細い枝が四方八方に伸びる低木です。和歌山県の高野山では、コウヤボウキの枝をたばねてホウキにしたことから、この名前が付いたそうです。
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切り株にキノコが生えていました。 切り株の上に花びらのように重なって付いている(茶色で、周囲が白)のはカワラタケです。 切り株の横に生えている赤っぽい色をしたキノコは、直径20センチほどもあります。マゴジャクシの仲間のようですが、名前はちょっと分かりません。
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切り株の下の方にもキノコが生えていました。サルノコシカケの仲間です。
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バッタにはいろいろな種類のものがいますが、その中で、個人的になかなか美しいなと思うのは、ツユムシの仲間です。
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セイタカアワダチソウの花の中で、ミツバチが全身、花粉まみれになりながら、忙しそうに蜜を吸っていました。
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