9月は残暑の日が続きましたが、10月に入り、ぐっと秋めいてきました。三貫清水も日一日と秋の色が濃くなっています。
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ガマズミの実が真っ赤に熟しています。あざやかな色です。これを焼酎に漬けると、とてもきれいなお酒になります。
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コムラサキも段々と色づいてきました。非常にきれいな実です。
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続いて、木の実の写真を何枚か掲載します。 これはフジ(藤)の実です。三貫清水には野性のフジが何本も生えています。春には10数メートルもの高さのところで花を咲かせます。 花が咲いた後に、枝豆を大きくしたような、こんな実が付きます。
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ムクノキの実がたくさん付いています。今年は天候不順でしたが、ムクノキだけでなく、他の木も全般的に、木の実が結構たくさん付いているようです。
ムクドリはムクノキの実をよく食べるので、ムクドリという名前が付いたそうです。
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次は花の写真です。まず、秋の七草のひとつ、ハギです。ハギにもいろいろな種類があります。最も一般的に見られるのが、この紫色をしたハギで、正式にはヤマハギといいます。
秋の風情を感じさせてくれます。
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これも秋の七草のひとつ、フジバカマです。まだ、蕾(つぼみ)です。そろそろ咲きはじめます。
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クズも秋の七草のひとつ(済みません、写真を撮り忘れました)。根っこから取ったデンプンは、クズ餅やクズ切りの材料になります。
クズというと、奈良の吉野クズが有名なので、身近な草ではないように思っている人が多いのですが、われわれの身の回りのあちこちに生えている最も身近な雑草の一種です。ちょっとした空き地や線路沿いの土手など、それこそ「どこにでも」生える、たくましき雑草です。
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カメムシの仲間だと思いますが、名前は分かりません。三貫清水で生えているクズの葉や花に必ず付いています。特に、花にたくさん付いています。
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キク科の花は非常にたくさんの種類があります。このシラヤマギクは林や山地などによく生えています。花は直径2センチほど。目立つ花ではありませんが、これもなかなか風情のある花です。
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これもキク科のヤクシソウです。山野の日当たりの良い所によく生えます。
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ゲンノショウコという名前を聞くと、下痢、湿疹などに効く薬草というイメージが思い浮かぶので、地味な印象がありますが、花はなかなかきれい。近づいてよく見ると、華やかな印象がします。
花に止まっているのはホソヒラタアブだと思います(多分……)。
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小さな花をよく見ると、実にきれいな花がたくさんあります。これはママコノシリヌグイです。
山野を散歩するとき、虫眼鏡、ルーペを持参すると、楽しみが増えます。
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「タデ食う虫も好き好き」というように、タデの仲間は葉が辛いのが特徴ですが、イヌタデの葉は辛くありません。
別名はアカマンマ。昔は、イヌタデの赤い小花を集めて、ままごとの赤飯にしたものです。
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「ウドの大木」のウドの花です。野性で生えたものです。
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クッツキムシの仲間、オオオナモミの実がふくらんできました。
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代表的な帰化植物のひとつ、オオブタクサです。あまり増えすぎると、三貫清水の生態系が壊れてしまうので、時々、刈り取りますが、なかなか減って刳れません。
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セセリチョウの一種、ダイミョウセセリです。秋が深まり始めて、チョウの仲間はもうほとんど姿が見えなくなりました。
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