まず、葉痕から紹介します。
木の枝から葉が落ちた後、そこにさまざまな模様ができます。木の種類ごとに、形はいろいろ。いろいろなものに似て見えます。目や口のように見えるのは、水が通っていた穴の跡(あと)です。
|
ヒツジ年にちなんで、最初はオニグルミです。ヒツジにそっくりだと思いませんか?
|
枝には、こんな風に、ヒツジの顔がいくつも並んでいます。
|
これはハリエンジュです。ギリシャ神話に出てきそうな獣神(けものの神さま)のように、私には見えるのですが……。
|
ネックレスのように、枝をぐるりと取り囲むような葉痕もあります。
|
これは大きな葉痕です。タテ1センチ半ほどあります。葉痕の上に見えるのは、新芽です。
|
こちらは、トチノキの枝先に付いている冬芽です。林の中で見かける冬芽の中で一番大きくて、しかも、樹脂を含んで、黒光りしています。冬芽の王様といったところでしょうか。
|
空に向かって、いかにも勢いよく伸びていきそうな冬芽です。
|
こちらは何だか枯れた枝のように見えますが、ちゃんと冬芽は育っているのです。
|
林の中にあるさまざまな木の中で、早春に真っ先に芽吹きを見せてくれるのはニワトコです。
|
まだ硬(かた)い殻(から)をかぶったネコヤナギの新芽です。この殻が取れると、白い綿毛が出てきます。
|
サザンカも花芽の下に、小さな小さな葉芽が付いています。
|
|
|