鴨川の水草の間でカイツブリが抱卵しています。川の中ではコイが群れて産卵しています。
 川の中を泳いで逃げるヘビをバンが追いかける姿も観察されています。どうやら、ヘビがバンの巣にある卵を狙ったので、怒ったバンがヘビを追い払っていたようです。
 繁殖の季節真っ最中です。


カイツブリ
 カイツブリの巣です。枯れ草や木の枝、葉などを使って作られています。浮き島のような感じです。岸から少し離れたところにあります。普段はちょっとした物音がしても水に潜って隠れてしまうほど用心深い鳥ですが、ここなら外敵に襲われる心配は少なそうです。
 巣の中にある卵です。この写真で見えるのは1個ですが、実際には4個あります。3週間で孵化(ふか)しますので、5月10日ごろには雛(ひな)が見られそうです。


コイ
 体長50〜60センチほどのコイが、水草の茂る浅瀬に何十匹も集まって、バシャバシャと水しぶきをあげながら産卵しています。


カメ
 鴨川にこんなにたくさんカメがいるとは知りませんでした。日の当たる場所では、あちらもこちらも、甲羅干し(こうらぼし)のカメ、カメ、カメです。


キジ
 ピンボケではないキジの写真がようやく撮れました。写真は首から上だけですが、さすが色も姿もすばらしいですね。
 このところ、ほとんど毎日のように三貫清水に来ているようです。アシや草が高さ40〜50センチほどに伸びてきたので、キジとしては身を隠すのに好都合。安心してエサを探しているようです。


モズ
 モズです。目のところに黒い線が入り、背中は薄茶色。昆虫やミミズなどのエサをねらって、盛んに活動しています。


ムクドリ
 ムクノキを好むことからムクドリの名前が付いたそうです。集団で行動するので、よく目立ちます。三貫清水のそばの電線などに何十匹も並んで止まっていることもよくあります。


ヒメアカタテハ
 チョウの種類がだいぶ増えてきました。
 これはヒメアカタテハです。この写真のヒメアカタテハは体の色がちょっと薄めでしょうか、5月ころになると、色がもっと鮮やかな朱色と黒色になります。